Tailor's blog (旧)

2023-11-15 14:55:00

皮膚サミット。

 

 

いつもご利用ありがとうございます、

ドッグサロンテイラーの飯谷です。

 

 

 

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まずは年末のご予約状況についてお知らせです!

12月の26日以降はすでに満席となっております。

それ以前の土日につきましても、

残り1~2枠となっておりますので、

12月の土日をご希望の方、

特に多頭飼いの方はお早めに

ご連絡いただけますと

ありがたいですm(__)m

 

12月中旬の平日はまだ比較的

空きがあります!

どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

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さて、

だいぶ時間が経ってしまいましたが、

先日開催されました

「 第一回 どうぶつ皮膚サミット 」。

 

 

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もう何年も前から、

アジア獣医皮膚科専門医

伊從先生のスキンケア専門書に

お世話になっており、

皮膚の状態やシャンプー選び、

お薬との併用について

勉強させていただいておりましたが、

ついに!皮膚のサミットを開催すると聞いて

鼻息荒く!参加してきた次第です(^^)

 

 

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 獣医さんやグルーマーさんとの

対談ということもあり、

最近トリマー業界でも話題となっている

「耳毛問題」にフォーカス。

プードルやミニチュアシュナウザーなど、

耳の穴の中に「耳毛」が生えている犬種は、

お手入れや通気性の観点から、

「耳毛を抜く」のが当たり前とされてきました。

しかし数年前から、

「耳毛を抜くと刺激が強すぎるから

余計に炎症がひどくなってしまう」

「痛がるのにわざわざ耳毛を抜かなくても、

切ってあげればいい」

そんな考え方が広まっていきました。

 

 

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この点はまだまだ、

獣医さんの中でも意見が分かれるそうですが、

最近の「耳毛切りハサミ」は、

「皮膚は切れないのに毛は切れる」

という優れもの。

テイラーでは、抜く子もいれば切る子もいます。

 

 

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耳毛の処理をしてもらうと

しばらく頭をブルブルする…

慢性的な外耳炎で、お耳の中が赤い…

お耳がちょっぴり敏感な子は、

「耳毛を切る」選択肢も

ありかもしれません(^^ ♪

気になる方はぜひご相談ください。

 

 

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そうそう、

話は戻ってスキンケアのお話です。

今や、人の化粧品にも負けないくらい、

品質のいいシャンプーやクレンジングオイル、

保湿剤がたくさんあります。

それくらい、

犬の皮膚にも「優しさ」が必要と

考えられるようになってきたんだそう。

 

 

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当店でお取り扱いさせていただくようになった

「 TEGSUMIシルクケアシャンプー」も、

商品開発に相当時間をかけて、

獣医さんと話し合いながら、

「地肌ケア」に着目したシャンプーです。

 

 

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シャンプーで汚れを落とすのは大事だけど、

いかに、皮膚バリアを守れるか。

これからの犬のお手入れは、

皮膚の「保湿」が

当たり前の時代になっていきそう。

シャンプー後の皮膚の乾燥は、

余計な皮脂の分泌に繋がり、

それが菌の繁殖を手助けしてしまう…

 

 

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 ただ、アトピー性皮膚炎や

慢性的な痒み、脂漏症などで

薬用シャンプーを処方されることも

多くあります。

それは、

「一定期間内において」

正しく使えれば効果的ですが、

使わないとすぐ痒くなるからと、

薬用シャンプー使っていれば安心だから、と

予防的にずーっと使い続ける方も多く、

今問題となってきているのが

薬用シャンプーの有効成分に対する

「耐性菌」なんだそう…

なんでも耐性菌って出てきてしまうもんだなぁと、

菌の進化が恐ろしくなりました。(^^;

 

 

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痒みを一時的に抑えてくれるアポキルや

サイトポイントなどのお薬を

上手に使い、

薬用シャンプーで炎症を抑え、

落ち着いたら皮膚の保湿と「腸活」!

 

この「腸活」で

腸内環境を整えることこそが、

慢性的な皮膚炎から脱却するカギなんだと、

対処療法から「根治療法」へと繋がるんだと、

熱く伝えてくださいました(^^)

 

 

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東京動物アレルギーセンターの

川野先生の研究が今、

獣医師界で注目を浴びています。

それは、

「 糞便微生物移植法 」

要するに、

 健康な犬のウンチをアレルギーの犬の

大腸に移植する

ということだそう(^^;

これだけ聞くとちょっとあれですが…

でもこれは本当に、一発で、

症状が改善されるんだそう。

 

 

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https://www.tuat.ac.jp/outline/disclosure/pressrelease/2023/20230613_01.html

 ( ↑ 東京農工大HPより)

 

 

健康な犬のウンチを移植することで、

アトピー性皮膚炎の犬の腸内細菌叢を改善し、

皮膚炎や痒みなどの症状を

軽減させることを発見。

この結果から、

健康なワンコと、

皮膚炎を患っているワンコとでは、

腸内細菌叢、つまり腸内フローラが

大きく異なっていることが分かったそう。

腸には免疫を担当する細胞の

約70%が存在するとされていますから、

頷ける結果かもしれません。

 

 

 https://camec-ao.jp/allergy_center

 ( ↑ 東京動物アレルギーセンターHP )

 

 

ではなぜ腸内環境が乱れているのか?

ストレスや

仔犬の時の強いお薬、

飲み続けているお薬や口腔内細菌など、

様々な要因が重なった結果、

腸内環境の悪化に繋がっているんだそう。

特に消化器系のお薬や、糖尿病、

抗生物質は腸内細菌に影響を与えやすいようで、

継続的な投与は獣医さんとしっかり

連携を取る必要がありそうです。

また、「腸は第二の脳」と呼ばれるくらい、

脳と密接に関係しており、

緊張や不安、ストレスを感じると、

自律神経を介したストレス刺激が

腸に影響を与えているんだそう。

 

 

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ではどうやって腸内環境をよくしていく?

 

①まずは良い菌を補給すること!

ビフィズス菌や乳酸菌など、

ヨーグルトなどの発酵食品や、

サプリメントで普段の食事から

取り入れていきましょう♪ 

グリーントライプにも良い菌はいっぱいです(^^)

 

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②良い菌を育てていきましょう!

食物繊維やレジスタントスターチ、オリゴ糖など

 「菌のエサ」になるものを補給して

応援しましょう!

腸内細菌は、酸素が少なく、

エサとなる食物繊維が豊富な

大腸に住み着いています。

(乳酸菌は、酸素が必要だから

小腸にいるんだそう。)

善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維と

有害物質を回収してウンチに出してくれる

不溶性食物繊維を 

バランスよく摂る必要があります。

 

 

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③そして最後は菌の邪魔をしないこと。

胃酸抑制剤など消化器系のお薬や抗菌薬は、

腸内環境に影響を与えてしまうおそれがあるものの、

飲ませないといけない場合もありますから、

その間は特に、腸に負担の少ない食事に

切り替えてあげた方がよさそうです。

また、歯周病などの口腔内細菌も、

腸内細菌を乱す原因に。

口腔ケア、いつかブログでも

特集したいと思います(^^)

 

 

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そして腸管を支配している自律神経を乱す

ストレスも、腸内環境を乱す原因に…

過度な緊張や興奮を落ち着かせる。

お留守番を不安にさせない。

落ち着く場所を確保してあげる。

外的環境への慣れ。

これらはきっと、

トレーナーさんとの連携が不可欠です。

 

 

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このサミットでも、目的の一つは

各方面との連携を強めていくこと。

お薬や医療が専門の獣医さんと、

シャンプーやスキンケアのプロである

私たちトリマーと、

適切な飼育環境で免疫を育んでいく

ブリーダーさんと、

ストレスフリーな生活を目指す

お手伝いをしてくれるトレーナーさんと、

みんなの意見をヒアリングして

商品開発してくれる企業さんと、

そして何より、

いろんな方法を試して、実践して、

ワンコの一番そばにいるのは飼い主様。

その輪の中心にいるのは、

ワンコたちです。

 

 

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この繋がりがどんどん広がっていけば、

皮膚のお悩みだけでなく、

いろんな悩みに対処していけるんじゃないかと、

なんだか未来にワクワクしたサミットでした(^^)

 サミット中は、LINEのオープンチャットで

リアルタイムで皆さんの質問が飛び交い、

回答が追いつかないほど…

 

 

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獣医さんやトリマーさん、

企業の方々に混ざって

一般の飼い主様も多く参加されていました。

第二回目の開催が、

待ち遠しい限りです(^^)

 約6時間のサミット、

ギュッとまとめたつもりなんですが

長くなりました~(^^;

お伝えしたいことがたくさんありすぎて

いっぱい書いてしまったので、

あれも、これもやらなきゃ、

と先が思いやられてしまいそうですが…

まずは簡単なことから。

ご飯にサプリを混ぜてみたり、

保湿スプレーを使ってみたり、

お留守番のご褒美に長めに散歩行ってあげたり…

少しずつ、続けられそうなことから、

始めてみてください。

継続することで得られる

小さな変化を、

感じてみてください(^^)

 

 

 

 

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腸活にオススメな商品、

また新たに入荷予定ですのでお楽しみに♪